青猫TOOLS / 業務データの取り込み
kintone CSVエラーチェック
改行・更新キー・ルックアップを無料診断
「ファイルの内容が不正です」「フィールドが対応付けられない」「ルックアップが取得できない」。kintoneのCSV取り込みでは、同じエラー表示でも、ファイルの構造・値・アプリ設定で確認する場所が変わります。
このツールは、CSVの基本構造、改行コード、フィールド対応表、更新キー、参照マスタ、日付・日時を1ページでチェックします。行番号付きの結果から原因候補を絞り込み、セル内改行を残して行の区切りを整えたCSVを保存できます。
チェック画面を準備しています。表示されない場合は再読み込みしてください。
使い方:必要な検査だけ設定して始める
- 取り込み前のCSVと、更新先アプリから書き出したバックアップを別に保管します。
- チェックしたいモードを選び、本体CSVを読み込みます。まだデータがない場合は、ヘッダーだけでフィールド対応表を計画できます。
- 更新キーの列名、ルックアップの参照CSV、日付列など、必要な設定を入力します。総合診断でも未設定の検査は実施されません。
- エラーの開始行と対象列を見て、元CSVまたは設定を直します。アプリの設定を推測して値を埋めるのは避けてください。
- 再検査後にCSVを保存し、kintoneの読み込みプレビューと対応付けを確認します。まず少数のレコードで、更新先と登録結果を確かめます。
CSV・参照マスタは端末内で処理し、このチェック機能から外部へ送信しません。ページの再読み込みで入力は失われます。実データの共有が難しい場合は、ヘッダー・キー列など必要な範囲だけを書き出して利用できます。
kintone CSVエラーを原因別に切り分ける
| 困っていること | 使う検査 | 続けて確認すること |
|---|---|---|
| ファイルの内容が不正 | CSV構造・改行 | 単独CR、引用符の閉じ忘れ、列数、区切り文字、文字化け |
| フィールドが自動対応しない | フィールド対応表・日付 | フィールド名の違い、先頭のデータ形式、読み込み権限 |
| 意図しないレコードが上書きされる | 更新キー | キー列の選択、重複、既存アプリにある値、レコード番号の扱い |
| ルックアップ参照値が見つからない | ルックアップ参照値 | マスタの未登録・重複、キー型、参照先のアクセス権 |
| 日付が逆・時刻がずれる | 日付・日時 | 月日順、存在しない日付、取り込みユーザーのタイムゾーン |
エラー0件は、設定した範囲の事前検査を通ったという意味です。アプリの権限やフィールド設定、プラグイン、既存データまで確認したものではありません。kintone側の読み込み結果と合わせて判断してください。
「ファイルの内容が不正です」と改行コードの関係
kintoneはCRLFまたはLFのCSVを読み込めます。単独CRなど別の改行コードが含まれる場合は、ファイル内容のエラー原因になります。本ツールでは行区切りとセル内を分けて数え、保存時に行区切りだけをCRLFまたはLFへ揃えます。
たとえば顧客の「メモ」に2行の説明が入っている場合、その改行はレコードの区切りではありません。引用符で囲んだセル内の改行まで一括で消すと、文章や複数行フィールドの意味が変わってしまいます。本ツールは引用符の内外を解析し、セル内の文字を保ちます。
ただし、セル内に単独CRがある場合もそのまま残すため、エラーとして修正を求めます。値を勝手に変えず、元データで意図を確認してから修正してください。貼り付けではブラウザが改行をLFへ揃える場合があるので、元の改行を調べるときはファイル読込を使います。
フィールド対応表:CSV列名とアプリの項目を確認する
CSVの「顧客ID」をアプリの「顧客コード」へ入れる場合、名前が違っていても対応付けの計画を作れます。対応表に読み込み先フィールド名とCSV列名を記入し、必須・任意・除外を指定してください。「除外」はkintoneの読み込み画面で対応付けしない計画を意味し、保存するCSVから列を削除する操作ではありません。
全角スペースや表記ゆれで一致しない列は、似た名前を候補として表示します。「請求先住所」と「配送先住所」のように意味が違う列を自動で結び付けないため、最終的な選択は読み込み画面で確認します。対応表だけを作る段階では実データを入力する必要はありません。
フィールド名が同じなのに自動対応しない場合は、最初のデータ行も確認しましょう。公式ヘルプでは、日付・日時・時刻・数値に対応する先頭から5行目までの不正な形式が影響する場合を案内しています。また、計算や自動取得の対象、編集権限のないフィールドは直接取り込めないことがあります。
更新キーの重複・空欄は、取り込み結果に直結する
更新キーは、CSVの行と既存レコードを結び付ける項目です。ファイル内で同じキーが重複すると、後から読み込まれる行で更新されるため、「エラーにならなかったから安全」とは限りません。本ツールは意図しない上書きを防ぐため、通常の1行1レコードのCSVでキー重複を検出します。
A001 と A001、A001、a001 は、見落としやすい組み合わせです。完全一致の重複とは分けて、表記が似たキーとして表示できます。この比較は確認用であり、kintoneのフィールド型ごとの照合を再現するものではありません。キーの文字は書き換えません。
既存レコードだけを更新したい場合、空欄キーをエラーにして入力漏れを見つけます。追加も含める場合は確認事項へ切り替えられます。レコード番号以外のキーに一致先がなければ新規登録になり得ますが、存在しないレコード番号を指定する場合はエラーになるという違いにも注意してください。
レコード番号以外を更新キーに使う場合は、対象フィールドの種類と重複禁止設定も管理画面で確認します。既存データのバックアップを見てから、取り込み画面で正しいキー列を選んでください。
ルックアップは本体CSVと参照マスタを2ファイルで照合
本体CSVが顧客コードを参照しているなら、顧客マスタのキー列を書き出し、両方の列名を指定します。マスタにない値、同じキーの複数登録、空のキーを確認できます。会社名などの列を省き、キー列だけで照合しても構いません。
たとえば本体に C003 があり、マスタが C001 と C002 だけなら、本体の該当行を確認対象として表示します。マスタが絞り込み済みだった場合は、未登録ではなく書き出し範囲の不足かもしれません。参照マスタが最新か、対象をすべて含むかも確認してください。
この機能は文字列の完全一致による事前照合です。数値型での同値判定、ルックアップのコピー元設定、参照先の権限までは取得しません。照合できたのにkintoneで取得できない場合は、コピー元フィールドとアクセス権を管理画面で見直します。
日付・日時は、月日順とタイムゾーンを分けて確認
2026-02-30 は形式が整っていても存在しない日付です。本ツールは月ごとの日数とうるう年を確認し、日時の時・分・秒も範囲で検査します。日付列と日時列は、列名を1行ずつ指定して複数列を調べられます。
04/05/2026 のようなスラッシュ日付は、月/日/年なら4月5日、日/月/年なら5月4日です。ツールで選ぶ順番をkintoneの読み込み設定と揃えてください。年から始まるハイフン形式や8桁形式は年・月・日として検査します。
日時の値は、取り込みユーザーのプロフィールに設定されたタイムゾーンに基づいて登録されます。CSVに 2026-09-09 10:00 と書いてあるだけでは、それが日本の10時かUTCの10時かをこのツールで判断できません。元データの意図と取り込み担当者の設定を確認し、時刻は自動変換しない方針です。
このツールの形式検査は、画面に明示した日付と「日付+半角スペース+時刻」を対象にします。それ以外の形式は不正と断定せず、未対応形式として表示します。空欄を許すかどうかは、取り込み先の必須設定に合わせて選んでください。
CSVの容量と、テーブルを含むデータの注意点
kintoneの既存アプリへのCSV等の読み込みは、公式案内では100MB・10万行、対応付けできる列は1,000列目までです。この無料ツールはブラウザの負荷を抑えるため各CSV 15MB・10,000データ行までに制限しています。ツールの上限とkintone側の上限を混同しないでください。
テーブルを含むCSVは、1レコードが複数行になる場合があります。通常のCSVと同じ感覚で重複キーの行を削除すると、テーブルの内容を失うおそれがあります。本ツールはテーブルの行構造や更新単位を検査しないため、テーブル入りCSVのキー重複判定をそのまま適用しないでください。
値を維持したいフィールドは、古い値を含むCSVを対応付けるより、読み込み画面で「指定しない」を選ぶ方法を確認します。空欄を取り込む場合と、フィールド自体を対応付けしない場合では意味が違います。
根拠:kintone公式:登録・上書き用ファイルの準備、テーブルを含むCSVの準備。仕様確認:2026年9月9日。
よくある質問
kintone公式のツールですか?
青猫TOOLSの非公式ツールです。アプリには接続しません。公式ヘルプと実際の管理画面を優先してください。
どの値が自動修正されますか?
行と行を区切る改行だけを選んだ形式に整え、UTF-8で保存します。キー・日付・フィールド名・参照値・セル内改行は書き換えません。UTF-8のBOMは出力から除きます。
Shift_JIS、Excel、TSVも使えますか?
CSVのUTF-8/Shift_JIS読込に対応しています。xlsxやタブ区切りTSVはこのツールの対象外です。表計算ソフトでカンマ区切りCSVに保存し、文字化けと先頭ゼロを確認してください。
エラーを直したのにインポートできません
読み込み状況とエラー詳細を確認し、アプリ権限、必須設定、フィールド型、既存レコード、テーブル構造を調べてください。すでに登録された行がある場合は、そのまま全件を追加し直さず、登録結果と照合します。
診断レポートを他の人に送ってよいですか?
レポートには列名や対応表の項目名が含まれます。共有前に内容を確認してください。本体CSVは別のダウンロードなので、添付するファイルを取り違えないようにしましょう。
ほかのサービスのCSVを確認する
取り込み先が違えば、IDや日時の扱いも異なります。Salesforce Data Loader CSVチェック、Shopify CSVチェック、BASE CSV・画像ZIPチェックも用途に合わせて利用してください。