COFFEE RECIPE CALCULATOR
何人分淹れるかと淹れ方を選ぶだけ。必要な豆の量、お湯、挽き目、湯温、抽出時間の目安をまとめて計算します。

コーヒー豆のおすすめ量を計算
焙煎や挽き目がわからなくても、そのまま使えます。
おすすめの豆量
コーヒー用タイマー
蒸らしや抽出の時間を測れます。分・秒はそれぞれ0〜99で指定できます。
60秒以上は分に繰り上げます(99分99秒=100分39秒)。
時間を指定して開始してください。
音を使うときは端末の音量をご確認ください。画面を開いたままお使いください。
コーヒー1杯に豆は何グラム?
豆の量は「1杯○g」と固定するより、飲みたい量と抽出方法から考えると失敗しにくくなります。ペーパードリップなら、まずはお湯に対して豆をおよそ1:16〜1:17前後から試し、味を見ながら調整する方法がわかりやすいです。
| 人数 | 湯量 | 豆の目安(1:16.5) |
|---|---|---|
| 1人 | 150ml | 約9g |
| 2人 | 300ml | 約18g |
| 3人 | 450ml | 約27g |
| 4人 | 600ml | 約36g |
| 5人 | 750ml | 約45g |
淹れ方によっておすすめ量が違う理由
ペーパードリップ、フレンチプレス、AeroPress、水出し、エスプレッソでは、粉とお湯が触れる時間や圧力、ろ過方法が異なります。そのため、このツールでは人数だけでなく抽出方法ごとに基準を変えています。
ペーパードリップ・コーヒーメーカー
まずは1:16〜1:18程度をスタート地点にしやすい抽出方法です。濃さだけでなく、お湯が落ちる速さや挽き目も味に影響します。
フレンチプレス
粉をお湯に浸して抽出するため、粗挽きを基準にします。細かすぎる粉では微粉が入りやすく、味も重くなりやすいので注意します。
エスプレッソ
エスプレッソは一般的な「150mlのコーヒー1杯」とは計算方法が違います。このページではダブルショット1杯につき豆18g、抽出液約36gを開始点として表示します。
モカポット
モカポットは飲む人数より器具のバスケット容量が基準になります。サイズを選ぶと目安を表示します。粉はバスケットに入れますが、エスプレッソのように強く押し固めません。
水出しコーヒー
そのまま飲むタイプと、あとから水や牛乳で割る濃縮タイプを分けています。「1:8」などの濃いレシピは濃縮用として扱い、そのまま飲む水出しと混同しないようにしています。
浅煎り・深煎りで豆の量は変える?
焙煎度だけを見て豆を機械的に何%増減する、という計算にはしていません。焙煎度は主に湯温や抽出の進みやすさを考える材料として使います。浅煎りはやや高め、深煎りはやや低めの湯温を開始点にします。
産地で豆の量は変える?
産地だけでは必要な豆量は決まりません。同じ国でも品種、標高、精製方法、焙煎度などで風味は大きく変わります。このツールでは産地をグラム数の係数にはせず、味の方向を考えるための補助情報として扱います。
コーヒー豆の産地ごとの特徴
コーヒーは産地によって気候・標高・土壌・栽培品種などが異なり、味や香りにも傾向があります。ただし、産地だけで味が決まるわけではありません。ここでは豆を選ぶときの目安として、代表的な産地の一般的な特徴を紹介します。
エチオピア産コーヒーの特徴
エチオピアはアラビカ種の起源地として知られ、産地や精製方法によって非常に幅広い個性があります。スペシャルティコーヒーでは、ジャスミンのような華やかな香り、柑橘やベリーを思わせるフルーティーな風味、明るい酸味を感じる豆がよく見られます。ナチュラル精製ではベリーやワインを思わせる甘い香り、ウォッシュドでは花や柑橘のようなすっきりした印象になることがあります。
ケニア産コーヒーの特徴
ケニア産のコーヒーは、はっきりした酸味と果実感を楽しめるものが多いことで知られています。カシス、ベリー、グレープフルーツなどを思わせる風味や、ジューシーな口当たりを感じることがあります。浅煎りから中煎りでは、こうした明るい風味が出やすく、フルーティーなコーヒーが好きな人に選ばれやすい産地です。
コロンビア産コーヒーの特徴
コロンビアは地域ごとの標高や気候の幅が広く、バランスのよいコーヒーから華やかなスペシャルティコーヒーまで多彩です。一般には、キャラメルやチョコレートのような甘さ、ほどよい酸味、ナッツや赤い果実を思わせる風味などが見られます。クセが強すぎない豆も多く、ブラックでもミルク入りでも合わせやすい傾向があります。
ブラジル産コーヒーの特徴
ブラジルは世界有数のコーヒー生産国で、ブレンドのベースとしても広く使われています。ナッツ、チョコレート、カカオ、キャラメルのような香ばしさと甘さを感じる豆が多く、酸味は比較的おだやかな傾向があります。コクのある飲みやすいコーヒーを好む人や、深煎り・エスプレッソ向けの豆を探している人にも選ばれやすい産地です。
グアテマラ産コーヒーの特徴
グアテマラは火山性土壌や高地の産地が多く、しっかりした甘さとコク、きれいな酸味を持つコーヒーが多く見られます。チョコレート、カカオ、キャラメル、ナッツに加え、柑橘やリンゴなどを思わせる風味が感じられることもあります。香ばしさとフルーティーさの両方を楽しみたい人に試しやすい産地です。
コスタリカ産コーヒーの特徴
コスタリカ産のコーヒーは、明るい酸味と透明感のある味わい、甘さのバランスが特徴として挙げられます。柑橘、リンゴ、赤い果実、ハチミツやキャラメルのような印象を持つ豆もあります。ハニープロセスなど精製方法の違いによる風味の変化も楽しみやすく、すっきりしたコーヒーが好きな人にも向いています。
インドネシア産コーヒーの特徴
インドネシア、とくにスマトラ島のコーヒーでは、重厚なコクや独特の香りを感じる豆がよく知られています。ダークチョコレート、ハーブ、スパイス、土や木を思わせる複雑な風味が出ることがあり、酸味はおだやかに感じられることが多めです。深煎りや、ミルクと合わせるコーヒーが好きな人にも選ばれやすい傾向があります。
ブレンドコーヒーの特徴
ブレンドは複数の産地や種類の豆を組み合わせ、甘さ・酸味・苦味・コクなどのバランスを整えたコーヒーです。たとえばブラジルのナッツ感を土台に、エチオピアの華やかさを加えるなど、単一産地とは違った味づくりができます。「産地がわからない」「ブレンド豆を使っている」という場合も、この計算ツールでは問題なく豆量を計算できます。
なお、同じエチオピアやブラジルでも、地域・農園・品種・精製方法・焙煎によって味は大きく異なります。産地ごとの特徴はあくまで豆選びや味を想像するための目安として利用してください。
コーヒー豆の挽き目とは?
挽き目とは、コーヒー豆をどれくらい細かく砕くかということです。細かく挽くほどお湯と触れる面積が増えて成分が出やすくなり、粗く挽くほど抽出はゆっくりになります。グラインダーや豆の種類によって粒の形や大きさは変わるため、以下の粒径はあくまで目安です。
極細挽き
目安はおよそ0.2〜0.4mm前後。見た目は小麦粉や上白糖に近く、指で触るとかなり細かく、さらさら〜少し粉っぽく感じる程度です。エスプレッソのように短時間・高圧で抽出する方法に向いています。ペーパードリップで使うとお湯が抜けにくくなり、苦味や渋味が強く出ることがあります。
細挽き
目安はおよそ0.4〜0.6mm前後。上白糖より少し粗く、グラニュー糖よりは細かいくらいのイメージです。モカポットなど、比較的短い時間でしっかり成分を出したい抽出に向きます。ドリップでも濃く出したい場合に使われることがありますが、細かすぎると抽出時間が長くなりやすいので注意します。
中細挽き
目安はおよそ0.6〜0.8mm前後。グラニュー糖を少し細かくしたような粒感で、家庭用のペーパードリップではよく使われる挽き目です。V60などで迷ったときの開始点にしやすく、抽出が速すぎれば少し細かく、遅すぎれば少し粗くする調整もしやすい粒度です。
中挽き
目安はおよそ0.8〜1.0mm前後。見た目は一般的なグラニュー糖くらいをイメージするとわかりやすいです。ドリップ式コーヒーメーカー、Kalita Wave、サイフォンなど幅広い抽出方法で使いやすい挽き目です。市販の「中挽き」もこのあたりの感覚ですが、メーカーによって差があります。
中粗挽き
目安はおよそ1.0〜1.2mm前後。ザラメ糖を少し細かくしたような、粒がはっきり見える状態です。CHEMEXのように抽出時間が長くなりやすい方法や、すっきりした味を狙うドリップで使いやすい挽き目です。中挽きでお湯がなかなか落ちないときに、一段階粗くする目安にもなります。
粗挽き
目安はおよそ1.2〜1.5mm以上。ザラメ糖や粗めのパン粉に近い、ひと粒ひと粒が目で見てわかるくらいの大きさです。フレンチプレスや水出しコーヒーのように、粉と水が長時間触れる抽出に向いています。ドリップで粗すぎるとお湯が速く抜け、薄く酸っぱく感じることがあります。
挽き目が合わないときは?
すでに粉で買っていて挽き目を変えられない場合もあります。そのため結果欄では、選んだ抽出方法に対して細かすぎる・粗すぎる場合に、抽出時間などで調整する方法も案内します。
目安として、お湯が予定よりかなり遅く落ちる・苦味や渋味が強い場合は少し粗く、お湯が速く抜けすぎる・味が薄い・酸っぱく感じる場合は少し細かくすると調整しやすくなります。ただし、酸味や苦味は豆そのものの特徴でも変わるため、挽き目だけが原因とは限りません。
よくある質問
コーヒー2人分なら豆は何グラム?
150mlを2杯、ペーパードリップで標準的に淹れるなら約18gがひとつの開始点です。マグカップなど1人分の量が多い場合は必要量も増えます。
500mlなら豆は何グラム?
1:16.5なら約30g、1:17なら約29gです。抽出方法と好みによって調整してください。
豆を増やせば濃くなる?
基本的には濃くなりますが、挽き目や抽出時間によっても味は変わります。「酸っぱい」「苦い」は単純な濃さだけでなく抽出不足・過抽出の場合もあります。
挽き目がわからなくても使える?
使えます。「わからない」のまま計算すると、抽出方法に合うおすすめ挽き目を結果に表示します。
この計算結果は絶対的な正解ではなく、おいしく淹れるための開始点です。豆の鮮度、焙煎、挽き目、器具、注ぎ方などでも味は変わります。抽出比率の考え方は、Specialty Coffee Associationが家庭用ブリューワー評価で用いる55g/Lなどの公開基準や、コーヒー抽出に関する研究知見を参考にしています。理論背景:SCA / UC Davisによる抽出温度と官能評価の研究紹介